納品前チェックリストの作り方|漏れを防ぐ手順
結論
納品前チェックは「きれいな完成品か」だけでなく、「相手が受け取れる状態か」を見る作業です。個人・少人数なら、業種別の巨大リストより、共通核+案件ごとの追加項目、の方が続きます。初版は15分で作れます。
チェックを「制作物」と「手続き」に分ける
混ざると抜けます。次の2列で考えます。
| 種類 | 見るもの |
|---|---|
| 制作物 | 内容の一致、誤字、表示、リンク、書き出し形式 |
| 手続き | 宛先、共有権限、件名、請求タイミング、保管場所 |
制作物だけ完璧でも、リンクの権限が「自分のみ」だと納品失敗です。
基本項目の例(共通核)
業種を問わず、次を核にします。
- 成果物が依頼範囲と一致している(やる/やらないの境界)
- ファイル名・拡張子・解像度が指定どおり
- 誤字・リンク切れ・表示崩れの最終確認
- 共有リンクまたは添付の宛先が正しい
- 納品連絡の文面がある(メールまたはチャット)
- 請求が必要な場合、送るタイミングを確認した
- 作業用ファイルと納品用ファイルが分かれている
デザイン案件なら「書き出しサイズ」、文章案件なら「表記ゆれ」、開発なら「動作環境」を1〜2個足す程度で十分です。網羅リストを量産しない方が運用できます。
自分用リストの作り方(手順)
- 直近の納品で「危なかったこと」を3つ書き出す
- 上の共通核に、その3つだけを追加する
- 「完了」の定義を一文で書く(例: 先方がファイルを開ける状態)
- 案件フォルダの
delivery/にチェック結果を残す場所を決める - 2回使って不要な項目を削る
実例(コピペ用・最小)
[制作物]
□ 範囲どおり(対象外が混ざっていない)
□ ファイル名: YYYYMMDD_案件_内容_v最終
□ 誤字・リンク・表示の最終確認
[手続き]
□ 共有権限が先方閲覧可
□ 納品文面を用意
□ 請求タイミングを確認
□ 作業用と納品用を分離
失敗例
チェック項目を20個以上にして、納品当日に「全部見れない」と飛ばすパターンです。使われないリストは無いのと同じです。まずは8項目以内で回し、痛い目を見た項目だけ足してください。
チームで共有するときのルール(短く)
- 誰がチェックしたかを名前か日付で残す
- 「完了」の定義を案件キックオフで一度言う
- クライアント共有用と内部用を混ぜない(命名は フォルダ命名)
チェックリストツールで使う
画面で進めるなら 納品チェックリスト があります。項目の追加、テキストコピー、印刷用表示に対応しています。進捗はブラウザ内保存です。
FAQ
チェックリストは案件ごとに作り直す?
核は使い回し、案件固有だけ差し替えます。毎回ゼロから作ると続きません。
クライアントにチェック項目を共有してよい?
「受け入れ確認」として共有すると認識が揃います。内部用の粗いメモはそのまま見せず、相手向けに言い換えてください。
「完了」の定義はどう決める?
「先方が成果物を開ける/使える状態」を基本にします。修正対応の区切りは別途、回数前提で決めます。
修正戻しのあとも同じリストでよい?
はい。ただし「差分だけ見て全体を見ない」失敗が起きやすいので、最終回は共通核を最初から通します。
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