初回ヒアリングで聞くことリスト
結論
初回ヒアリングの目的は、情報を全部集めることではなく、見積もりと進捗連絡で揉めない「最小の前提」を揃えることです。業種別の巨大アンケートは不要です。目的・成果物・期限・決裁・素材の5カテゴリを10分で確認し、答えが出ない項目は「仮前提」として見積もり文に書きます。終了後は 見積もり文の書き方 か 見積もり文ジェネレータ にそのまま転記します。
聞くこと(目的・成果物・期限・決裁・素材)
1. 目的(何のために作るか)
KPIや成功の定義を一言で。曖昧なら「社内承認用のたたき台」など実際の使われ方を聞きます。
2. 成果物(何を納めるか)
形式・点数・解像度・納品方法(ファイル形式、共有先)。「一式」は避け、箇条書きで固定します。
3. 期限(いつまでに何が必要か)
最終納期と、途中確認の希望日。着手条件(素材支給日・発注日)も同時に聞きます。
4. 決裁(誰が何を決めるか)
確認者・決裁者・CCに入れるべき人。修正のGOサインを誰が出すかを明確にします。
5. 素材(何が揃っているか)
ロゴ・原稿・写真・参考URLの有無と支給予定日。未着素材は納期に影響する旨をメモします。
聞かない/後回しでよいこと
- 細かいデザイン好みの総当たり(参考資料があれば十分な場合が多い)
- 将来の拡張案件の詳細(今回の範囲外は「別見積もり」と切る)
- 社内の政治的背景の深掘り(判断に直結しない限り)
後回しにした項目は、見積もり文の「対象外」または「仮前提」に書いておきます。
ヒアリング後の次アクション
- 聞いた内容を5カテゴリに整理し、抜けを埋める質問を1通だけ送る
- 見積もり文の書き方 の型に転記(範囲・金額・納期・修正)
- 定期連絡の頻度と宛先を 進捗連絡テンプレート の前提としてメモする
- 素材支給日が遅れる場合の連絡ルールを一言合意する
- 見積もり送付後、返信期限だけ軽く添える
実例(メールヒアリング)
〇〇様
お世話になっております。見積もり作成のため、下記ご教示ください。
1. 目的:本LPで達成したいこと(例:応募数、社内承認など)
2. 成果物:ページ数・形式(例:トップ+下層2、Figma納品)
3. 期限:希望納期と、途中確認の希望日
4. 決裁:確認・承認いただく方(CC含む)
5. 素材:ロゴ・原稿・写真の有無と支給予定
未確定の点は「仮前提」として見積もりに書きます。
失敗例
ヒアリングで20項目送り、返信が途切れるパターンです。質問は最小セットに絞り、答えがない項目は見積もり段階で仮置きします。もう一つの失敗は、口頭だけで合意し、範囲メモを残さないこと。後から「言った言わない」が起きやすくなります。
FAQ
メールだけでもヒアリングになる?
なります。短い質問リストを送り、返信を議事メモとして残せば十分です。会議が必要なら、同じ5カテゴリを口頭で確認します。
全部答えられないクライアントへの対応は?
答えられた項目だけ確定し、未回答は見積もり文に「〇〇確定後に再見積もり」「現時点の仮前提」と明記します。無理に埋めない方が後が楽です。
見積もり前と契約後で質問を分ける?
見積もり前は5カテゴリの最小セット。契約後は素材の具体ファイル名・共有権限・確認スケジュールなど実務詳細を追加します。一度に全部聞かないでください。
ヒアリング結果はどこに残す?
案件フォルダの 00_admin/ か _team/ に、日付付きメモとして残します。見積もり文と矛盾しないよう、範囲変更時は更新します。
関連
関連ツール