フリーランスの見積もり文の書き方|すぐ送れる型
結論
見積もり文でまず決めるのは「何をいくらでいつまでにやるか」です。契約書の代わりではなく、相手が判断できる短い提案文を送るための型を用意します。初めて書く人でも、項目を埋めるだけで送れる骨格が作れます。読了10分、文面作成は5〜15分が目安です。
見積もり文に必ず入れる項目
次の5点は抜けやすいので、毎回チェックします。
- 案件名(相手の呼び方に合わせる)
- 作業範囲(やる/やらないを一文ずつ)
- 金額(税込・税抜のどちらで書くかを明記)
- 納期(着手条件があるなら併記)
- 修正回数の前提(何が1回かも短く)
案件の範囲(やる/やらない)
「LP一式」だけでは後で揉めます。例えば「トップ〜下層3ページのワイヤーとデザイン」「原稿作成は含まない」「写真素材はご支給」のように、境界を箇条書きにします。やらないことを書くのは角が立つようで、実際は安心材料になります。
金額と内訳の示し方
合計だけでも送れますが、相手が判断しやすい粒度(成果物単位か工程単位)に分けると質問が減ります。内訳の分け方は 見積もりの内訳の見せ方 を参照してください。相場の断定はせず、自分の前提で書きます。
納期・修正回数・前提条件
納期は「〇月〇日納品」か「着手から〇営業日」のどちらかに揃えます。修正は「デザイン方向の大きな変更は別見積もり」「文言差し替え2回まで」など、対象と超過時の扱いを一文で足します。詳しい言い方は 修正回数の上限の伝え方 へ。
文面の組み立て手順
- 件名に案件名と「お見積もり」を入れる
- 挨拶の直後に、提案の一言(何の見積もりか)を書く
- 範囲を「対応内容」「対象外」に分けて書く
- 金額・納期・修正前提を続けて書く
- 確認してほしい点(決裁者・素材支給日など)を1〜2個聞く
- 有効期限があれば「本見積もりの目安は〇日程度」と添える
- 送る前に宛名・税表記・添付の有無を見直す
実例(コピペ用・短め)
件名: 【お見積もり】採用LPデザインのご提案
〇〇様
お世話になっております。△△です。
採用LP(トップ+下層2ページ)のデザインについて、下記のとおりお見積もりします。
【対応内容】
・ワイヤー/デザイン(PC・スマホ)
・簡単な修正2回まで(文言差し替え・色味調整)
【対象外】
・原稿作成、撮影、コーディング
【金額】〇〇円(税別)
【納期】ご発注・素材一式受領後、10営業日前後
【修正】上記2回を超える大幅な構成変更は別途お見積もり
ご確認のうえ、進め方についてご返信いただけますと幸いです。
失敗例
「一式15万円、なるべく早く」だけ送って着手し、後から「下層は想定外」「修正無制限だと思っていた」と食い違うパターンです。金額より先に範囲と修正前提が欠けていると、ほぼ確実に手戻りになります。
見積もり文ジェネレータで作る
項目を埋めて下書きを出すなら 見積もり文ジェネレータ を使えます。入力はブラウザ内で処理し、サーバーには送りません。生成後は宛名と金額を必ず目視確認してください。
FAQ
見積もりメールと見積書、どちらで送ればよい?
相手の社内手続きに合わせます。メール文だけでも判断できる相手もいれば、PDFの見積書を求める相手もいます。迷うときは「メールで概要+必要なら見積書を添付」が無難です。
まだ範囲が曖昧なときの書き方は?
「仮の前提」を明示します。「原稿が未確定のため、下層は2ページ想定。増減時は再見積もり」と書けば、曖昧さを隠さずに進められます。前提づくりは 初回ヒアリングで聞くことリスト も併せてどうぞ。
修正回数は必ず書くべき?
書いた方が後が楽です。書かないと「常識の範囲」の解釈が割れます。回数ゼロ(一発納品)でも、その前提を一文入れるだけで十分です。
消費税や源泉は文面にどう触れる?
税込/税別のどちらかを明記する程度に留め、個別の税務判断は書かないでください。制度の当てはめは専門家または取引先の経理確認が安全です。
口頭で合意した内容も文面に残す?
残してください。電話や会議で決まった範囲・金額・納期は、見積もり文か議事メモのどちらかに転記します。
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